【超横長!】スーパーウルトラワイドモニターの特徴・選び方【32:9】

スーパーウルトラワイドモニターって、
・どんな機種をがある?
・どんなメリットがある?
・機種の選び方は?

こんな疑問にお答えするために、ウルトラワイドモニターの中でも、特にワイドなスーパーウルトラワイドモニターを解説します。

通常のウルトラワイドモニターは横縦の比率が21:9なのに対して、スーパーウルトラワイドは32:9です。

ウルトラワイドとスーパーウルトラワイドの比較

本記事では、スーパーウルトラワイドモニターの特徴や選び方、メリット・デメリット、おすすめの機種を詳しく解説します。

初めてのウルトラワイド検討中の方は、別記事 おすすめのウルトラワイドモニター・選び方をチェックください

目次 (タップで移動)

スーパーウルトラワイドモニターとは

その名の通り、ウルトラワイドよりも横方向にワイドなモニターです。

広い意味ではウルトラワイドモニターに含まれますが、厳密には違っていて、具体的にいうと画面のアスペクト比(横・縦の比率)が違います。

管理人

なので、サイズが小さくても、32:9ならスーパーウルトラワイドということになりますね

一般的なモニターやテレビは16:9、普通のウルトラワイドモニターは21:9です。

モニターの種類アスペクト比
一般的なモニター 16 : 9
ウルトラワイドモニター 21 : 9
スーパーウルトラワイドモニター32 : 9

ウルトラワイドよりもマニアック・希少なモニターと言っていいでしょうね。

スーパーウルトラワイドは独自のサイズ・解像度を持っているので、具体的にチェックしてみましょう。

スーパーウルトラワイドモニターの画面サイズと解像度

画面サイズはざっくり2種類

スーパーウルトラワイドの画面サイズは43.8インチと49インチの2種類があります。

スーパーウルトラワイドのサイズ

2パターンのサイズを重ねてみるとこんな感じ、高さはほぼ同じでどちらも横方向が1mを超えます

画面サイズ横(cm)縦(cm)
43.8インチ107.0930.12
49インチ119.8133.70
スーパーウルトラワイドモニターの画面サイズ

2023年以降、49インチが多数リリースされて主流になりました。

管理人

過去の機種をざっと調べた所、75%は49インチ、残り25%が43インチでしたね

画面サイズの面積ランキング

普通のウルトラワイドも加えると6種類のウルトラワイドがありますあ、これらを面積を比べてみます(スタンドやベゼルを除いた液晶部分の面積です)

29インチ(21:9)
1,965 ㎠
34インチ(21:9)
2,701 ㎠
43.8インチ(32:9)
3,226㎠
37.5インチ(21:9)
3,285 ㎠
39.7インチ(21:9)
3,682
49 インチ(32:9)
4,038㎠

こうしてみると、スーパーウルトラワイドが飛び抜けて大きい訳ではないことが分かりますね。

特に43.8インチは37.5インチ(21:9)よりも狭いです(正方形に近づくほど面積が大きくなるため)。

ただし、表示・作業領域の広さは解像度に依存するので、面積は参考程度に見ればOKです。

各サイズを重ねてみたイメージ

ウルトラワイド&スーパーウルトラワイドの合計6種の画面サイズを重ねた図が↓です。

ウルトラワイドとスーパーウルトラワイドモニターを重ねてみた

当然ですが、横方向はスーパーウルトラワイドは突出していますが、注目すべきポイントは縦方向の長さは普通であるということ。

Webページ・文書の閲覧のように、縦スクロールが多い場合はスーパーウルトラワイドは活かし切れません。

特に43.8インチの縦方向は30センチなので、買ってから窮屈さに気づかないよう注意しましょう。

解像度は2種類だけ

パソコン作業で重要なのは、表示できる情報量の多さに影響する「解像度」

スーパーウルトラワイドの解像度は2種類だけなので、分かりやすいです。

解像度横の画素数の画素数
DFHD38401080
DQHD51201440
スーパーウルトラワイドモニターの解像度
  • DFHD(Double Full High Definition)は名前の通り、フルHD(1920×1080)を2枚並べた解像度
  • DQHD(Quad High Definition)も同様、QHD(2560×1440)を2枚繋ぎ合わせた解像度
管理人

以前は「3840×1200」の機種がありましたが、現在は上記2種類になりましたね

2つの解像度を比較したイメージが↓

スーパーウルトラワイドの解像度

画面サイズに注目しがちですが、解像度の選択がかなり重要なのが分かりますね。

ゲーム用途がメインであれば、DFHD(3840×1080)も選択肢としてアリですが、パソコン作業を重視するならDQHD(5120×1440)一択です。

ウルトラワイドの画素数ランキング

アスペクト比21:9の普通のウルトラワイドも加えた画素数ランキングです。

UWFHD(2560×1080)
2,764,800
DFHD(3840×1080)
4,147,200
UWQHD(3440×1440)
4,953,600
UWQHD+(3840×1600)
6,144,000
DQHD(5120×1440)
7,372,800
5K2K(5120×2160)
11,059,200

こうしてみると実は「3840×1080」は作業領域が広いわけではないことが分かります(むしろ狭い方ですね)。

「スーパーウルトラワイドが広い作業領域を!」と思いきや、ウルトラワイド以下の画素数だった…とならないよう、解像度は十分にチェックが必要です。

DQHD(5120×1440)の方は十分余裕をもってウィンドウを配置できる広さがあります。

解像度のイメージ

アスペクト比が21:9のウルトラワイド4種と32:9のスーパーウルトラワイドの解像度を重ねてみると↓

ウルトラワイドとスーパーウルトラワイドの解像度一覧

5K2K(5120×2160)は別格として、普通のウルトラワイドを横に広げた様子が良く分かります。

仮にドットピッチが全て同じだったと仮定したイメージ図です

画面サイズ×解像度の組み合わせ

前述の通り、画面サイズと解像度がそれぞれ2種類ありますが、実際に製品化されている組み合わせは下記の通り3パターンです。

サイズ
(インチ)
解像度おすすめ用途
パターン①43.8DFHD
(3840×1080)
PCゲーム
パターン②49DFHD
(3840×1080)
PCゲーム
パターン③49DQHD
(5120×1440)
PCゲーム
PCでの作業
スーパーウルトラワイドモニターのサイズ×解像度
管理人

43.8インチ×DQHD(5120×1440)の組み合わせはありません

基本的にDFHD(3840×1080)はパソコンでのゲーム用途がメインで、コストをできるだけ抑えたい方にオススメです。

スーパーウルトラワイドモニターのメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • 画面が視野をほぼ覆うため、ゲームの迫力や没入感が凄まじい
  • 上位機種はパソコン作業用としても優秀なスペック
  • 横方向にスペースをとる、最低110cmくらいは必要
  • 下位機種は解像度が中途半端なのでウルトラワイドと比較が必須

スーパーウルトラワイドの特徴は、ウルトラワイドのメリット・デメリットの両方向をさらに拡大させたモニターといえます。

ウルトラワイドのメリット・デメリットをチェックしたい方は下記記事を参照ください。

スーパーウルトラワイドモニターの選び方

機種数は多くないですが、適当に選ぶと後悔する可能性がありますので、スーパーウルトラワイドを選ぶ時はメインの用途を考えましょう。

大きくパソコン作業用途とゲーム用途で機種の選び方がが変わってきます。

PC作業用に欲しい機能

解像度が5120×1440で広い作業領域
USB-Cでパソコンと接続&給電できる

ゲーム用に欲しい機能

高リフレッシュレート(120Hz以上)である

上記を踏まえて、PC作業・ゲーム用途におすすめの機種ランキングを厳選したので、チェックしてみてください。

スーパーウルトラワイドモニターのおすすめ機種

ゲームにオススメのスーパーウルトラワイドモニター

スクロールできます
1位
2位
3位
機種名49C1R49WQ95C-W49GR85DC-B
外観
リンク商品ページ商品ページ商品ページ
メーカーINNOCNLGLG
画面サイズ49インチ49インチ48.8インチ
解像度5120×14405120×14405120×1440
パネルVAIPSVA
形状曲面型曲面型曲面型
入力端子HDMI :1
DPort :1
USB-C : 1
(給電65W)
HDMI :2
DPort :1
USB-C : 1
(給電90W)
HDMI :2
DPort :1
リフレッシュレート120Hz144Hz240Hz
高さ/向き
の調節
高さ:
縦向:〇
横向:
高さ:
縦向:〇
横向:
高さ:
縦向:〇
横向:
スピーカーありありなし
リフレッシュレートは最大値のみ表記しています

1位 INNOCN 49C1R

120Hzとゲーミングモニターとしたは低めのリフレッシュレートですが十分。USB-C端子でのパソコン接続も対応。価格が10万円ほどとヤバいコスパ。あえて気になる点としてはHDMI端子が1つである点だけ。

2位 LG 49WQ95C-W

ゲーム用途だけでなく、作業用としてもハイスペックな死角がない機種。144Hzの高リフレッシュレートに加え、視野角に優れるIPS液晶でUSB-Cでの映像入力・PC給電が可能と、1台でなんでもこなせるハイエンド機種。欲しいです。

3位 LG 49GR85DC-B

曲面タイプ・240Hzと超高リフレッシュレートという理想的なゲーム向けスペックなので設置スペースが許すなら是非検討したい。WQHDモニター2枚分の高解像度なので作業用のモニターとしても優秀です。

作業用にオススメのスーパーウルトラワイドモニター

スクロールできます
1位
2位
3位
機種名U4924DW45B1U6900CH/1149WL95C-WE
外観
リンク商品ページ商品ページ商品ページ
メーカーDellPHIRIPSLG
画面サイズ49インチ49インチ49インチ
解像度5120×14405120×14405120×1440
パネルIPSVAIPS
形状曲面型曲面型曲面型
入力端子HDMI :2
DPort :1
USB-C:1
(USB-C給電:90W)
HDMI :2
DPort :1
USB-C:2
(USB-C給電:100W)
HDMI :2
DPort :1
USB-C:1
(USB-C給電:85W)
リフレッシュレート70Hz75Hz60Hz
高さ/向き
の調節
高さ:〇
縦向:〇
横向:〇
高さ:〇
縦向:〇
横向:〇
高さ:〇
縦向:〇
横向:〇
スピーカーありありあり
リフレッシュレートは最大値のみ表記しています

1位 Dell U4924DW

PC作業用モニターに求められる機能を網羅した高性能スーパーウルトラワイド。IPSブラックパネルにより広い視野角とコントラストを実現しており、高り色カバー率をもつので映像・画像系の作業にも向いています。

2位 Philips 45B1U6900CH/11

44.5インチという珍しいサイズのスーパーウルトラワイド。Webカメラやヘッドハンガーが標準搭載されているのが特徴的。

3位 LG 49WL95C-WE

1位に挙げたDell U4924DWとほぼ同スペック。2021年発売と時間が経っていますがスペックは現役レベルです。

スーパーウルトラワイドモニター まとめ

かなり人を選ぶモニターなので、スペック表を参考にしつつ検討してみてください。

以上、スーパーウルトラワイドモニターの紹介でした。

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