ウルトラワイドモニターを探す
ウルトラワイドモニターの画面サイズ×解像度を解説【+組み合わせ別オススメ用途】

ウルトラワイドモニターって、
- 画面サイズはどんな種類がある?
- 解像度はどんな種類がある?
こんな疑問にお答えします。
そもそも画面サイズ・解像度とは(タップで開く)
サイズ:物理的な画面の大きさ(テレビ同様 単位はインチ)
解像度:画面に映る粒(画素)の量(=画質の良さ/情報量の多さ)
ちなみにサイズは対角線の長さで表します (1インチ=2.54cm)

下記の場合、2つの同じ「画面サイズ」のモニターであっても、
解像度が多い「4K」のモニターは「フルHD」の4倍の画素数(=4倍綺麗)を持ちます。

24インチ・フルHD

24インチ・4K

「画面サイズ」は器の大きさ、「解像度」は器に敷き詰める粒の数、みたいなイメージ
画面が大きくても解像度が低いと、粗い・ボケた表示しかできないモニターになるのでバランスが大事。
別モノとはいえ密接に関係しているので、モニターをチェックする時は2つセットで見ましょう!
ウルトラワイドモニターの画面サイズは4種類
ウルトラワイドモニターの「画面サイズ」は下記の4種類があります。


上記は映像を表示する部分だけの長さなので、実際はベゼルが四方を囲む形になります。
縦の長さのセンチ表記の数字が、インチ数とほぼ一致する感じですね。
ウルトラワイドモニターの解像度は4種類
ウルトラワイドモニターの「画面サイズ」は下記4種類。


ウルトラワイドモニターはアスペクト比が21:9なので、上記4種類の解像度の横と縦の比率は21:9 になります(厳密には違うけど、気にしなくてOK…)
画面サイズと解像度について、もう少し詳しく知りたい方は読み進めてみてくださいね。
ウルトラワイドモニターの画面サイズは何センチ?
横の長さ | 縦の長さ | |
---|---|---|
29インチ | 68cm | 29cm |
34インチ | 79cm | 34cm |
37.5インチ | 87cm | 37cm |
39.7インチ | 93cm | 40cm |
画面サイズはざっくりまとめると4種類、重ね合わせてみると↓


機種数でいうと34インチが圧倒的に多く、ウルトラワイドのスタンダードなサイズが34インチです。
一般的なワイド型モニターの画面サイズも交えて、画面の面積をみてみましょう。
ウルトラワイドは大きなサイズだと思われがちですが、こうして比較すると特別大きい訳ではないことが分かります。
ウルトラワイドモニターの解像度は4種類
解像度は「画質の良さ」であり「表示できる情報量」の大きさ。


最も大きい「5K2K」は最も小さい「UWFHD」のちょうど4つ分。
下のグラフは一般的なモニターの解像度(フルHD / WQHD / 4K)も交えた画素数ランキングです。
「ウルトラワイド」といっても、16:9の一般的なモニターより解像度が高い(画面が広い)とは限らないことが分かりますよね。
単純な画素数だけ見ると、5K2K以外は4Kよりも画素数が低いので、表示できる情報量だけ見るとウルトラワイドはそこまで大きくない?と思うかもしれません。
しかし、ウルトラワイドの良さは横に長い画面形状にあります、是非ウルトラワイドのメリット・デメリットをチェックしてみてください。
おまけ:普通のモニター(ワイド型)3種+ウルトラワイドの解像度


ウルトラワイドの画面サイズ・解像度の組み合わせは5パターン
前述の通り、画面サイズ・解像度は各4種類なので、最大(4×4=) 16パターンのサイズ×解像度の組み合わせが考えられます。
ただ、実際に販売されている組み合わせは5パターンがほとんどを占めます。
2560 x1080 | 3440 x1440 | 3840 x1600 | 5120 x2160 | |
---|---|---|---|---|
29インチ | 組合せ① | |||
34インチ | 組合せ② | 組合せ③ | ||
37.5インチ | 組合せ④ | |||
39.7インチ | 組合せ⑤ |



右下にいくほど高級。機種数だけでいえば、①②③ が全体の80%以上を占めてます
ウルトラワイドを選ぶ時はこれらの組み合わせから選ぶことになりますが、それぞれ特徴・価格が違います。
パターン① 29インチ × UWFHD(2560×1080)


- 安い機種だと3万円前とリーズナブル
- 200Hzの高リフレッシュレートの機種がある
- 画素数が低いので、PC作業効率はあまり上がらない
最小のサイズと解像度の組み合わせ。その分価格も安くて2~3万円の機種もあったりします。
あとは144Hzや200Hzといった高いリフレッシュレートの機種が多いのでアクションゲーム好きは必見。
パターン② 34インチ × UWFHD(2560×1080)


- 4~5万円程で手に入る中型ウルトラワイド
- ゲームや動画視聴がメインならコスパが良い
- 画素数が低いので、PC作業効率はあまり上がらない
パターン①と解像度は同じですが画面サイズが十分な大きさなので、ゲーム・映像の臨場感や迫力をコスパ良く得られます。
価格もそれなりで4-5万円くらいがメジャーな感じでゲームや動画視聴がメインならオススメ。
解像度は最小クラスなのでPC作業を重視したい場合は微妙、ぜひ次のパターン③をオススメします。
パターン③ 34インチ × UWQHD(3440×1440)


- 機種が多く、高コスパな機種が見つかりやすい
- 画素が細かすぎず・大きすぎず、扱いやすい組み合わせ
- ゲーム・作業用どちらにも向いた万人向けなスペック
- 4Kモニターと比較されることが多いが、画素数でいえば全く及ばない
ウルトラワイドの半分以上の機種が該当、迷ったら絶対これがオススメ。
機種が多いので価格帯の幅も広い、だいたい5~10万円の間くらい。
ひとつ下の解像度UWFHD(2560×1080)の1.8倍の画素数で、画面が広大かつ使い勝手Good。
色々な用途に対応できる機種が多い。予算が許すなら是非このクラスを検討してください。
パターン④ 37.5インチ × UWQHD+(3840×1600)


- 仕事もしくはゲーム用途に特化した高機能なクラス
- 長くヘビーに使うなら検討する価値あり
- UWQHD(3440×1440)と比べると割高
高機能・高級路線のパソコンのヘビーユーザー向け。
10万円オーバーの機種が多く、画面の広さに加えてモニターとしての機能も豊富、仕事やゲームをガッツリやるなら視野に入れたい。
パターン⑤ 39.7インチ × 5K2K(5120×2160)


- 4Kを超える圧倒的な画面の広さ
- モニターとしての機能を豊富に搭載
- 18~20万円くらいと高価
4K(829万画素)を超える1100万画素と40インチを組み合わせたウルトラワイドの最上位。
ちょうどUWFHD がすっぽり4つ収まる画素数なので「ウルトラワイドの4K」的な存在。
番外編:スーパーウルトラワイドモニター(43~49インチ)
アスペクト比が32:9、普通のウルトラワイドよりもさらに横に長いのがスーパーウルトラワイドモニター。設置スペースにゆとりがある方は是非チェックしてみてください。
ウルトラワイドのサイズ×解像度まとめ
ウルトラワイドモニターの用途を踏まえて、サイズ×解像度の組み合わせを選びましょう。
自分にあったウルトラワイドを探すなら↓
僕は2019年以降の国内のウルトラワイドモニターを全機種チェックしてます。「用途・サイズ・機能」それぞれの観点からオススメ機種を紹介します!
ウルトラワイドモニターを探す