LGのウルトラワイドモニターの特徴・選び方・機種一覧

  • LGのウルトラワイドモニターってどう?
  • LGのウルトラワイドの特徴は?
  • LGのウルトラワイドの選び方は?

この記事ではこんな疑問にお答えします。

「LG」はウルトラワイドモニターにかなり力を入れている企業です。

特に機種・バリエーションが豊富なので、迷っている方にはLGのウルトラワイドを是非チェックしてください。

当サイトでは国内のウルトラワイドモニターはすべてチェックしてますので、機種数を集計してみました。

アスペクト比が21:9または32:9のモニターを対象に集計

ウルトラワイドの約1/3がLG製ということになります。

管理人

個人的にはモニター選びに迷ったら、大手であるLGかDELLを選んでおけばいいと思ってます…

ウルトラワイド選びに迷っている方、LGってどうなの?と思っている方はチェックしてくださいね。

この記事の内容
  • LGのウルトラワイドの特徴
  • LGのウルトラワイド全機種一覧
  • LGのウルトラワイド機種選定ポイント
目次 (タップで移動)

LGのウルトラワイドモニターの特徴

LGのウルトラワイドモニターの特徴についてそれぞれ解説します。

  • ウルトラワイドの各サイズに機種を展開
  • 高リフレッシュレートな機種がある
  • 専用のLG製管理ソフトが使える

ウルワイ各サイズに機種を展開

大手企業だけあって、LGは29インチから49インチまでのウルトラワイドモニターをほぼ網羅しています。

ラインナップあり
ラインナップなし
  • 29インチ(21:9)
  • 34インチ(21:9)
  • 37.5インチ(21:9)
  • 39インチ(21:9)
  • 39.7インチ(21:9)
  • 44.5インチ(21:9)
  • 49インチ(32:9)
  • 43インチ(32:9)

43インチはありませんが、より上位の49インチがあるのでOKという判断でしょう。

ここまで日本国内で充実した機種を展開しているのはLGだけです(Dellも超大手ですが29インチ機種はなし)。

冒頭で示したように、機種の多さという観点でもLGはNo.1。

そのため「ほぼ全てのサイズの機種を展開+機種数が最多」なので、LGはウルトラワイドモニターに最も力を入れているメーカーといえるでしょう。

リフレッシュレートが高いゲーミングモニターあり

Excel等や複数ウィンドウ配置が多いパソコン作業で威力を発揮するウルトラワイドですが、ゲーム用途にも優れています。

LGのウルトラワイドにはリフレッシュレートが高い(ちゃんとした)ゲーミングモニターがラインナップされています。

リフレッシュレートどんな用途・ゲームに向くか
60 HzPC作業、RPGやシミュレーションなど
144 Hzシューティング等のアクション性の高いゲーム
240 Hzプロゲーマー、アクションゲーをガチでやる人
リフレッシュレート別の用途目安

当サイトではリフレッシュレートが120Hz以上のモニターをゲーミングモニターと呼んでいます

LG製 管理ソフトが使える

Dual Controllerが使える

地味にスゴいソフト。メインのPCからサブPCを遠隔操作できて、ファイルのコピペなんかも可能です。

Dual Controllerとは・使い方は別記事で紹介してるのでチェックしてみてください。

すべてのLGモニターが対応しているワケではないので注意

On Screen Controlが使える

WindowsでもMacでも使えるLGのモニター管理ソフト「On Screen Control」が使えます。

一番の特徴はウィンドウの配置レイアウトを整理できる機能でしょうか。

画面の分割・配置レイアウト設定が可能

ここで設定しておいた位置にウィンドウを動かすとピタッとハマってくれるので、キレイに画面を分割できます。

Windowsの場合、マイクロソフト製の無料ツール「PowerToys」を使えば画面分割ができるので、LGのソフトをあえて使わなくてもOKです。

Dellの管理ツールのような映像入力ソースを切り替える機能はありません

LGのウルトラワイド機種一覧

国内で発売したLGのウルトラワイドモニターをサイズ別に一覧化しました。

LGに限らず、機種名って似たような名前だらけになので分かりづらいですよね。

表にしたので、ざっと全体像を把握してもらえると思います。

管理人

各サイズで年式順に並べてます、新製品が出たら更新しますね

2018年以降の機種に絞っています
横長なのでスマホは横スクロールしてご覧ください

29インチの機種

スクロールできます
2024年度式
(4文字目がS)
2023年度式
(4文字目がR)
2022年度式
(4文字目がQ)
2021年度式
(4文字目がP)
2020年度式
(4文字目がN)
2019年度式
(4文字目がL)
2018年度式
(4文字目がK)
該当なし該当なし
29WQ600-W

29WQ500-B

29WP500-B

29WP60G-B

29WN600-W

29WL500-B
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 29WK500-P-2.webp
29WK500-P

29WK600-W
年式別LGのウルトラワイドモニター(29インチ)
このサイズのざっくりした特徴

29インチは安さ重視の機種が多め。「ウルトラワイドは欲しいけどガッツリは使わない」という人がターゲットでしょうか。個人的にはせっかくウルトラワイドを買うなら34インチがGood。

34インチの機種

機種が多い34インチはリフレッシュレート120Hzを境に表を分けました。

120Hz以上はアクションゲームをバリバリやる方向けです。

リフレッシュレート120Hz未満

スクロールできます
2024年度式
(4文字目がS)
2023年度式
(4文字目がR)
2022年度式
(4文字目がQ)
2021年度式
(4文字目がP)
2020年度式
(4文字目がN)
2019年度式
(4文字目がL)
2018年度式
(4文字目がK)
該当なし
34WR50QC-B

34WR55QC-B

34WR55QK-B

34WQ650-W

34WQ60C-B

34WQ75C-B

34WP500-B

34WP550-B

34WP65G-B

34WP85CN-B

34WP88CN-B

34WN650-W

35WN75C-B

34WN750-B

34WN780-B

34WL500-B

34WL750-B

34WL75C-B

34WL85C-B

34WL850-W

34WK500-P

34WK650-W

34WK95C-W

34WK95U-W
年式別LGのウルトラワイドモニター(34インチ|120Hz未満)
このサイズのざっくりした特徴

34インチは最も機種が多く、数機種が毎年コンスタントにリリースされてます。価格は4~9万円と幅広いのが特徴、スペックと価格の選択肢が多いので、まずは最優先でチェックしたいクラスです。

リフレッシュレート120Hz以上

スクロールできます
2024年度式
(4文字目がS)
2023年度式
(4文字目がR)
2022年度式
(4文字目がQ)
2021年度式
(4文字目がP)
2020年度式
(4文字目がN)
2019年度式
(4文字目がL)
2018年度式
(4文字目がK)

34GS95QE-B
該当なし該当なし
34WP60C-B

34WP65C-B

34GN73A-B

34GN850-B

34GL750-B

34GK950G-B

34GK950F-B
年式別LGのウルトラワイドモニター(34インチ|120Hz以上)
このサイズのざっくりした特徴

高いリフレッシュレートでゲームをヌルヌル動かしたい方はこのクラス。2021年度式の2機種は5万円前後で手に入って高コスパです。

37インチオーバーの機種

スクロールできます
2024年度式
(4文字目がS)
2023年度式
(4文字目がR)
2022年度式
(4文字目がQ)
2021年度式
(4文字目がP)
2020年度式
(4文字目がN)
2019年度式
(4文字目がL)
2018年度式
(4文字目がK)
37.5
インチ
該当なし該当なし該当なし
38WP85C-W
該当なし該当なし
38WK95C-W
39.7
インチ

39GS95QE-B
該当なし該当なし
40WP95C-W
該当なし該当なし該当なし
44.5
インチ

45GS96QB-B

45GR95QE-B
該当なし該当なし該当なし該当なし該当なし
年式別LGのウルトラワイドモニター(37インチ超)
このサイズのざっくりした特徴

37インチを超える機種は高解像度は勿論のこと、Thunderbolt端子があったり高性能なハイエンドなクラス。「金は出すからイイものをくれ」という人が対象、価格は12~20万円ほど。

スーパーウルトラワイド機種

スクロールできます
2024年度式
(4文字目がS)
2023年度式
(4文字目がR)
2022年度式
(4文字目がQ)
2021年度式
(4文字目がP)
2020年度式
(4文字目がN)
2019年度式
(4文字目がL)
2018年度式
(4文字目がK)
43
インチ
該当なし該当なし該当なし該当なし該当なし該当なし該当なし
49
インチ
該当なし
49GR85DC-B

49WQ95C-W
該当なし該当なし
49WL95C-W

49WL95C-WE
該当なし
年式別LGのウルトラワイドモニター(アスペクト比32:9)
このサイズのざっくりした特徴

2019年に発売された1機種のみ、超ニッチなモニター形状なので数年ごとに設計が刷新される感じですかね。興味がある方は他機種とも比較検討してみてください。

(興味ある方向け) LG製ウルトラワイドの機種名ルール

LGのウルトラワイド全機種を調査した結果、だいたい命名規則が分かってきました。 

LGのウルトラワイドモニターの機種名ルール(当サイト調べ)
管理人

公式情報じゃないので参考程度にご覧下さい

大半はこのルールが当てはまるので、機種選びの参考にして下さい(古い機種は例外あり)。

34WQ75C-Bを例にして、それぞれ詳しく解説してみます。

最初の2桁は画面サイズ。小数点以下は四捨五入(37.5インチ ⇒ 38)
WまたはG。ウルトラワイドは基本的にW(Wide)ですが、どうやらG-SYNC搭載またはG-SYNC互換の機種はG
年式。アルファベットが進むほど基本設計が新しくなるのでけっこう重要。発売タイミングと必ずしも合致しないので注意。
Q:2022年度式
P:2021年度式(Oはスキップされた模様)
N:2020年度式
(以下略)
数字2桁はグレード、大きいほど高機能/高性能。数字がどう決まるか不明ですが、スペックの総合的な評価に基づいてるみたいです、ざっくり下記な感じ。
50台  : 安価なエントリーグレード
60~70台 : コスパに優れた中間グレード
80~90台 : 高性能+多機能な高級グレード
形状。湾曲型ディスプレイの場合はC (Curved)、平面タイプだと0(ゼロ)
最後のアルファベットは本体カラーW (White)またはB (Black)。Wだと本体裏面は白ですが、スタンドは銀色なのでS(Silver)のがしっくりきますね。

LG全機種のスペック・名前をチェックしたので、だいたい合ってると思います…

新しいパターンのルールが出てくると思うので、気づいたら更新しておきます。

管理人

個人的には、機種名で高リフレッシュレートな機種か、液晶パネル(IPS/VA等)とかが分かればいいのになーと思ってます

2017年以前は別の命名規則

興味ある人はあまりいないと思いますが、機種名に年式が表現されるのは2018年以降。

それより前は、サイズを示す2桁の後がUC/UM/UBの機種ばかりでした(UCは曲面型(Curved)みたいです)

  • 34UC70GA-B
  • 34UC89G-B
  • 34UM69G-B
  • 34UM59-P
  • 29UM59-P
  • 38UC99-W
  • 34UC79G-B
  • 34UM88C-P
  • 34UM58-P
  • 29UM58-P
  • 25UM58-P
  • 34UC88-B
  • 29UC88-B
  • 34UM68-P
  • 29UM68-P
  • 29UM57-P
  • 25UM57-P
  • 34UC87M-B
  • 29UC97-S
  • 34UM67-P
  • 29UM67-P
  • 34UC97-S
  • 29UB55-B
  • 25UB55-B
  • 34UM65-P

昔は25インチのウルトラワイドもあったみたいですね。

LGのウルトラワイド選定時のポイント

LGのウルトラワイドはラインナップが豊富である一方、機種選びにおける注意点があります。

  1. 34インチは解像度を必ずチェックすべし!
  2. 「ゲーミング」という言葉に注意すべし!
  3. 似たスペックの機種があるか確認すべし!

それぞれ解説します。

34インチは解像度を必ずチェック

製品バリエーションが豊富なLGならではの注意点で、画面サイズが34インチの場合の解像度は2種類あります。

  • UWFHD (2560×1080)
  • UWQHD (3440×1440)

34インチで解像度5K2K(5120×2160)という機種は昔ありましたが、キホンはこの2つです

画面の広さを示す「画素数」を比べると、

UWFHD(2560×1080)
2,764,800
UWQHD(3440×1440)
4,953,600

UWQHD(3440×1440)UWFHD(2560×1080)の約1.8倍の解像度(画面の広さ)で全く別モノ。

管理人

34インチの割に安いなーと思ったら解像度はUWFHDだった、というパターンに注意しましょう

何が「ゲーミング」かチェックしよう

LGに限りませんが、「ゲーミング」という言葉の定義があいまいなので、ゲーミングモニターという製品説明は全く当てになりません。

少しでもゲームに役立つ機能が搭載されていれば、ゲーミングと名乗ってOKみたいな状態です。

管理人

明確な定義がない以上、間違っているとは言えませんが…

そのため、モニターを選ぶ側がどんな機能・性能を求めるかを明確にイメージしておく必要があります。

一つの基準として、当サイトはリフレッシュレートが144Hz以上のモニターをゲーミングモニターとして紹介しています(数字で判断できますからね)

似たスペックの兄弟機も要チェック

LGのウルトラワイドは、少しだけスペック(と価格)が違う2機種が同時にリリースされることが多いんですよね。

当サイトでは勝手に兄弟機と呼びます

「いいな」と思った機種があったら、その兄(弟)にあたる機種がないかチェックしてみましょう。

ちょうど欲しかった機能・価格の機種が見つかるかもしれません。

スクロールできます

34WQ60C-B

34WP60C-B

34WP85CN-B

34WN750-B

34WP500-B

34WQ75C-B

34WP65C-B

34WP88CN-B

34WN780-B

34WP550-B
主な違い高さ調節機能
スピーカー
USB-C端子
高さ調節機能
スピーカー
モニター台が
スタンド型かアーム型か
モニター台が
スタンド型かアーム型か
高さ調節機能
LGの兄弟機の例(値段が高い方を兄としてます)
管理人

微妙な違いですが、購入を検討する時は、兄弟機があるか・違いは何かチェックしておきましょう

サイズ別|LGのウルトラワイドモニター

LGのウルトラワイドモニターは多くの選択肢があるんですよね。

ということで、サイズ別でコレを選べばOK!というオススメ機種を紹介します。

スクロールできます
29インチの
おすすめ機種
34インチの
おすすめ機種
ゲーミング用
34インチの
おすすめ機種
37.5インチの
おすすめ機種
39.7ンチの
おすすめ機種
スーパー
ウルトラワイド
おすすめ機種
機種名29WQ600-W34WP60C-B34WQ75C-B38WP85C-W40WP95C-W49WQ95C-W
外観
リンク商品ページ商品ページ商品ページ商品ページ商品ページ商品ページ
画面サイズ29インチ34インチ34インチ37.5インチ39.7インチ49インチ
解像度2560×10803440×14403440×14403840×16005120×21605120×1440
パネルIPSVAIPSIPSIPSIPS
形状平面型曲面型曲面型曲面型曲面型曲面型
入力端子HDMI :1
DPort :1
USB-C:1
HDMI :2
DPort :1
HDMI :2
DPort :1
USB-C:1
HDMI :2
DPort :1
USB-C:1
HDMI :2
DPort :1
Thunderbolt:1
HDMI :2
DPort :1
USB-C:1
リフレッシュレート100Hz160Hz60Hz60Hz72Hz144Hz
高さ/向き
の調節
高さ:〇
縦向:〇
横向:×
高さ:×
縦向:〇
横向:×
高さ:
縦向:〇
横向:×
高さ:〇
縦向:〇
横向:×
高さ:〇
縦向:〇
横向:×
高さ:〇
縦向:〇
横向:
スピーカーあり×ありありありあり
リフレッシュレートは最大値のみ表記しています

まとめ

LGのウルトラワイドモニターについてまとめます。

  • LGのウルトラワイドモニターの特徴
    • 各サイズに製品を展開
    • 高リフレッシュレートな機種あり(なんちゃってゲーミングじゃない)
    • LG製管理ソフトが使える
  • LGのウルトラワイド選定時のポイント
    • 34インチは解像度をチェックすべし
    • 何が”ゲーミング”かチェックすべし
    • 兄弟機があれば併せてチェックすべし
  • モニター選びに迷ったら⇒オススメ機種一覧に戻る
管理人

機種が多いが故に注意点がいくつかありますが、万人にマッチするのがLGのモニターです。

以上、LGのウルトラワイドモニターの紹介でした。

ウルトラワイドを探すなら

僕は2019年以降の国内のウルトラワイドモニターを全機種チェックしてます。「用途・サイズ・機能」それぞれの観点からオススメ機種を紹介します!

ウルトラワイドモニターを探す

目次 (タップで移動)