ウルトラワイドモニターを探す
【4年使って分かった】ウルトラワイドモニターのメリット・デメリット
・ウルトラワイドモニターのメリット・デメリットは?
・4Kモニターやデュアルモニターと比べてどうか?
以上のような疑問にお答えします。
当サイト管理人はウルトラワイドモニターを3年以上ゲームや仕事で毎日使っています。実際に感じたメリットとデメリットは下記、それぞれ詳しく解説します。
- 横長形状だと様々な作業効率がアップ
- ゲーム画面が広がり攻略が有利になる
- 映画・ゲームの迫力・没入感がアップ
- 横長モニターのほうが疲れにくい
- デスク環境がオシャレになる
- 普通のモニターと比べると割高感がある
- 横方向に設置スペースが必要
- 縦方向の情報量は4Kモニターに劣る
4Kモニターと合わせて、がっつり使い込んだ実体験をベースにしてますよ!
モニター選びで後悔したくない!という方は是非ともチェックしてくださいね。
ウルトラワイドモニターのメリット
メリット① 継ぎ目のない横長画面で作業効率アップ!
本業はサラリーマンなんですが、在宅勤務時はウルトラワイドモニターに社給PCを繋いで使用していて、そこで感じたメリットですね。
ウルトラワイドモニターは横方向に長いかつ画面の切れ目がないため、ウィンドウを横並びにして行う作業や、左右に長いExcelを扱う作業、動画編集と相性抜群です。
複数台のモニターを並べるデュアルモニター構成の場合はモニター間の繋ぎ目で表示が途切れますし、ドットピッチ(画素の大きさ)が異なる場合は目に見えるウィンドウの大きさがモニターごとに違います。
別記事ですがデュアルモニターとウルトラワイドを細かく比較したのでチェックしてみてください。
またウィンドウを複数並べる際は、横にウィンドウを並べることがほとんどではないでしょうか。
仕事・リモートワーク用としての具体的なメリットや機種の選び方については別記事で細かく解説しています。
メリット② ゲームでの表示範囲・視野が広がる
パソコンでのゲームでウルトラワイドモニターを使うメリットが「視野が広がる」ことです。
下の画像はApex Legendsにてステージの全く同じ位置・同じアングルで、画面設定を変更した場合の比較です。
アスペクト比16:9の一般的なモニターとウルトラワイドモニターを比較すると一目瞭然・・・!
横に映像が引き伸ばされたのではなく、見えなかった範囲がウルトラワイドでは見えていることが分かりますね。
アクションゲームで重要なリフレッシュレート(表示の滑らかさ)が高いモニター詳細は別記事をチェックしてみてください。
【144Hz】高リフレッシュレートのウルトラワイドモニター メリットとおすすめ機種【ゲーミング】
僕はFF14のメリットに惹かれてウルトラワイド購入を決意しました!
FF14でウルトラワイドを使うメリットやオススメ機種は別記事をチェックください。
メリット③ 映画やゲームの迫力や没入感アップ!
一部の動画配信コンテンツはウルトラワイド表示に対応
AmazonプライムビデオとNETFLIXの一部の映画作品だけですが、シネスコサイズと呼ばれるウルトラワイドの画面にほぼぴったりの形式の動画が配信されていて、これをウルトラワイドで見ると迫力がスゴイです。
この形式に対応する作品は多くありませんが、今後ウルトラワイドモニターの普及に伴って対応作品が増えると思います。
ゲーム画面が広がることで迫力や没入感がアップ
ゲームでの視野が広がって攻略が有利になるだけでなく、表示領域が広がるので風景・フィールドが横方向に広がることで、包み込まれるような臨場感・没入感を感じられます。
攻略の有利性だけでなく、風景自体を楽しみたいRPGやシミュレーションゲームでもウルトラワイドモニターをオススメします!
メリット④ モニターは縦より横に広い方が疲れにくい
モニターの位置は目線と同じ高さかそれ以下が理想ですが、4Kモニターは縦方向の視線移動が多くなるため、ウルトラワイドのほうが疲れにくいと感じました。
ただ単純な画面の広さ(解像度の高さ)だけを比較すると、ウルトラワイドより4Kの方が高解像度なんです。
ただ実際のデスクワークを想定した場合、4Kは高精細過ぎて文字等が小さく映るため、30インチ以上の大型モニターが実用的なサイズになってきます。
モニターの解像度一覧 (タップで開く)
ウルトラワイドの最上位 「5K2K」以外は4K未満、4Kってかなり超高精細
名称 | 解像度 | 画素数 |
---|---|---|
フルHD | 1920×1080 | 207万 |
UWFHD | 2560×1080 | 276万 |
WQHD | 2560×1440 | 368万 |
UWQHD | 3440×1440 | 495万 |
UWQHD+ | 3840×1600 | 614万 |
4K | 3840×2160 | 829万 |
5K2K | 5120×2160 | 1105万 |
4Kは一般的なフルHD解像度より30~50%程文字が小さいので、モニターと顔の距離を縮める必要があり、画面上部はどうしても見上げる形になるので疲れやすくなります。
ディスプレイは、その画面の上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になる高さにすることが望ましい
VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン (厚生労働省)
モニターの位置はなるべく低くして、目線を下げることによって、涙液の蒸発を最大30%程度抑えることができます。
VDT症候群(王子さくら眼科)
ただ用途次第ではウルトラワイドよりも4Kモニター方が適しています。詳しくは4Kモニターとウルトラワイドモニターを徹底比較した記事をご覧ください。
メリット⑤ デスク環境がオシャレになる
最後は実用性とは関係ないですが、ウルトラワイドモニターはカッコイイと思いませんか…?
完全に僕の主観ですが、本当にそう思うのでメリットとして挙げます。
ウルトラワイドを選ぶかは別として、モニターは常に目に入る周辺機器ですから、コスパや実用性だけでなく、理屈抜きで自分の好みを多いに反映すべきと思います。
そういった意味で、僕はウルトラワイドモニターを買って本当に良かったと感じています。
個人的にはモニターは最も妥協すべきでない周辺機器です
- 高価なので一度買うと長く使うことになる
- 机の一番目立つ位置に常に設置される
- PC周辺機器の中で最も使用時間が長い
最近のモニターはつくりが良いので、初期不良がなければ長期間使い続けることになるはずなので、デスクに向かう時間が長い方ほど、モニターだけはケチらないようにしましょう。
ウルトラワイドモニターのデメリット
- 普通のモニターと比べると割高感がある
- 横方向に設置スペースが必要
デメリット① 割高感がある(一般的なモニターとの比較)
何をもって割高と判断するか難しい所ですが、単純に表示できる情報量(画素数)に着目して、1円あたりの画素数(解像度÷価格)を計算してみました(大きい程良い)
比較サンプル | 画素数/円 | 画素数 | 価格 |
---|---|---|---|
24インチ (フルHD) | 110 | 207万 | 18,800円 |
27インチ (WQHD) | 102 | 368万 | 35,800円 |
31.5インチ (4K) | 139 | 829万 | 59,220円 |
比較サンプル | 画素数/円 | 画素数 | 価格 |
---|---|---|---|
29インチ (UFQHD) | 92 | 276万 | 29,790円 |
34インチ (UWQHD) | 91 | 495万 | 53,865円 |
37.5インチ(UWQHD+) | 34 | 614万 | 178,800円 |
39.7インチ (5K2K) | 47 | 1,105万 | 233,800円 |
1円あたりの画素数はウルトラワイドモニターは低く、割高感があります。
ただし前述のメリットは、ウルトラワイドモニターでしか得られない「体験」ですので、メリットに1つでも魅力を感じる方はウルトラワイドを導入てみてはいかがでしょうか。
デメリット② 横方向に広い設置スペースが必要
サイズ次第ですが、横方向に長いため設置スペースはチェックしておきましょう。
上記画像はあくまで映像が表示される部分の長さを示しているので、周囲のベゼルや台座の大きさも考慮しましょう。
ウルトラワイドのデメリットとして「高性能なパソコンが必要 」は誤りです。
「低い解像度のウルトラワイド」と「4K解像度のワイド型モニター」なら圧倒的に後者の方がパソコンへの負荷は高いです。そのためウルトラワイド特有のデメリットとして挙げるのは不適切です。
デメリット③ 縦方向の情報量は4Kモニターの方が優れる
僕は写真のように、ウルトラワイドと4Kモニター両方使ってます(ブログ作成時は文章執筆+レイアウト確認を行うため、4Kモニターは縦向き)
ゲームや動画編集に便利なウルトラワイドですが、文章執筆がメインの方は4Kモニターの方がオススメ。
最もメジャーなウルトラワイドの解像度UWQHD(3440×1440)と4Kモニターの解像度を比べると、
横の解像度 | 縦の解像度 | |
ウルトラワイド | 3440 | 1440 |
4Kモニター | 3840 | 2160 |
ちょうど1.5倍の情報量の差ということですね。
この差は意外に大きくて、4Kモニターに慣れるとウルトラワイドの方が窮屈に感じます。
ウルトラワイド型で4K並みの縦方向の広さを手に入れるには、解像度が5K2K(5120×2160)の40インチの高級機種を検討する必要があります。
40インチとなると20万円程しますから、縦方向の広さを重視するなら4Kモニターがオススメですね。
まとめ|ウルトラワイドのメリットとデメリット
- Excelや動画編集、複数ウィンドウを開いてパソコン作業をする
- パソコンでゲームをプレイする、またはプレイ予定を検討中
- パソコン周辺やデスク環境をオシャレにしたい
- 1円でもモニターは安く済ませたい!
- Switchやプレステ等のゲーム機をつなぐだけ!
- 縦方向のモニターの広さが欲しい!
1円でも安く済ませたい!という方はにはウルトラワイドモニターはオススメしませんが、僕自身はご紹介したメリットを日々感じています!
ウルトラワイドに限らず、モニターは妥協せずに選びましょう
以上、ウルトラワイドモニターのメリット・デメリットでした。
僕は2019年以降の国内のウルトラワイドモニターを全機種チェックしてます。「用途・サイズ・機能」それぞれの観点からオススメ機種を紹介します!
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